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January 2005

January 25, 2005

1月はスイス公演?3

ドイツグラモフォンのサイトのOn Tour欄を見ましたら、ポゴレリチのスイス公演の予定が消えていました(O_O)。キャンセルになったということでしょうか~・・・。もともと、会場予定地や新聞社などの関連サイトではまったく確認が取れなかった演奏会予定でしたので、もしかしたら、とっくの昔に消えていた予定だったのが、ただグラモフォンの対応が遅かっただけ、・・・ということなのかもしれません。でもせっかく演奏会があるのかと思ったのに。ちょっと残念(^_^;)。

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January 18, 2005

NYタイムズ・アーカイヴ

ニューヨークタイムズのサイトに、Searchのページがあることは以前から知っていたのですが、ここで1851年以降本日までの記事が検索できるとは、つい先日まで私は気づいていませんでした。これは前からこのようになっていたのでしょうか、それとも最近リニューアルされたのでしょうか。

詳しく言うと1995年までのものと、それ以降のものとに、更に分かれているのですが、試しに前者でPogorelichを検索してみると、このようになりました。

Pogorelichの検索結果(1995年まで)

タイトルをクリックすると、無料で記事の出だし部分だけは見ることが出来ますが、ほとんどの記事で本文は有料とされており、記事ひとつ2ドル95セントで販売されています。まとめていくつも購入すれば単価としては割安になる仕組みです。

試しに、81年のカーネギーホールでのリサイタルの批評をさきほどひとつ、買ってみました。Adobe Acrobat Readerで当時の記事そのものを見ることが出来ました。一度購入すると90日間は幾度でもアクセスして読めますが、その都度、ログインせねばならないのが、ちょっと面倒です(^^ゞ。

ロサンゼルスタイムズも同じようなアーカイヴのページを持っているので、活用したいとは思いましたが、見出しがこれだけ並んでいると、取捨選択が難しいなとも感じています。なにしろ、有料なので(^_^;)。

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January 17, 2005

いわゆるひとつのマニエリスム?

シカゴ・トリビューンが2004ワースト公演のひとつにポゴレリチのシカゴ公演を挙げていることを巡って、Yahoo!のポゴ板で多少、議論が出ていて、こちらでもJohnClark様から客層についてのご感想を頂きましたが、私が88年から99年まで来日公演限定でポゴレリチを聴いて来た感触としては、ポゴレリチのステージ・マナーは割と一貫して「あんなもの」ではないか、ということです(^_^;)。

シカゴ・トリビューンの記事や、ポゴ板で出ている意見としては、ポゴレリチの、あまりにも客を無視した態度がいけない、ということが言われています。聴衆に目もくれないとか、弾き終わって拍手が起こっても無視してさっさと次の曲に行くとかいうように、客席との遣り取りが成立しない彼の態度は不愉快であり、問題がある、という訳です。いくら楽曲の表現が優れているとしても、コンサートピアニストとしてはそのステージマナーは如何なものか、と。

しかし私自身は、マナーの問題として観客に応えるかどうかは、どうでもいいのではないか、と考えています。というか、一回一回、お辞儀するのだけが良いとは思っていないのです。勿論、観客の拍手があればその都度丁寧に応えるという態度は、ひとつの折り目正しさとして好ましくは思いますが、そうせねばならない最低限の礼儀作法であるとまでは思いません。

私は、むしろ、曲と曲の間をどう使うかも、生の演奏会を聴く醍醐味だと思っています。ここをどう生かすかもまた、演奏者の感性の一部だと私は思いますので、例えば長い長い余韻を持たせるとか、逆に曲と曲の切れ目が定かでないくらいに一瞬で次の曲に移るなどの、演奏者ならではのやり方を楽しみたいと思うのです。曲の終わり方ひとつにおいても、生の演奏会ならばこそ、ディスクではあり得ないような演出が可能だ思うからです。

別に、ポゴレリチをかばいたくてこういうことを言っているのではないのです。私にこのことを初めて意識させた人は、実はポゴレリチではありません。以前、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーのリサイタルに行ったときに、モーツァルトの次に、それこそ拍手する隙も与えず、さっとシューベルトに移ったことがあって、それが私には大変目覚ましい瞬間に思われ、非常に強く印象に残ったのです。

モーツァルトからシューベルトへの時の隔たり、音楽の構成や楽器としてのピアノの扱われ方の変遷などが、あの瞬間に強烈に感じられました。もしゲルバーが立って一礼していたり、ましてや一度袖に入るなどのインターバルを取っていたりしたら、私の頭がシューベルト向けに切り替わる時間が充分に用意されることになり、あのような驚きは無かったと思います。

私は聴衆としては、演奏者が「ここで区切る」という意思表示を見せるまでは、拍手をすべきではない、と思っています。そういう意味で、ポゴレリチが客を無視すると責められても、私には、彼の態度を支持する気持ちが強いのです。曲の合間の演出まで私は楽しみたいと思いますし、彼の集中力が二曲通して一続きのものであるなら、聴き手としての私も、その呼吸に合わせて、彼の表現するものを聴き取りたいと思うのです。

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January 15, 2005

ドイツ公演関連

4月のドイツ公演のチケットが売り出されています。

ticket information

このうち4月16日の演奏会は、ハイデルベルクのHeidelberger Frühlingという音楽祭の一環なのだそうで、その関連サイトにも情報が掲載されています。

Heidelberger Frühling

演奏曲目も正式に発表になり、やはりザルツブルグ音楽祭のと同じプログラムのようですね。

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January 10, 2005

シカゴ・トリビューン選定・2004ワースト公演

Yahoo!のポゴ板に投稿されていたネタですが、アメリカの新聞『シカゴ・トリビューン』1月2日付のエンターテインメント欄に、ポゴレリチのことが少しだけ出てきます。

Something stinks

2004年を振り返って、芸術・娯楽の分野でのワーストを選定する、という企画です(^_^;)。ポゴレリチのことは、11月21日のシカゴ・オーケストラホールでのリサイタルについて書かれているのですが、暗くした会場で、客など居ないかのように振る舞った態度があんまりだった、という主旨の文章です。

NEVER MIND SHOOTING THE PIANO PLAYER. WAKE THE GUY UP!
Communing with himself on a dimly lit stage in a darkened auditorium, emitting distracting hissing noises when the going got fast and furious, pianist Ivo Pogore-lich appeared to regard the audience attending his Nov. 21 Orchestra Hall recital as if he wished we weren't there. If this guy gets any stranger, he could give eccentricity a bad name.

ポゴ板のほうでは早速、当日の観客のマナーの悪さについての投稿があり、「携帯が鳴る、延々と咳をする、遅刻して入場する、・・・という客層だったのだから、ポゴレリチが観客を無視しようとしたとしても、どうして責められようか」という意見が出されていました。

でも、私の観察では、彼は、どういう聴衆が相手でも、結局あんまり、ファンサービスはしないような、気が・・・・(^^ゞ。そういうことをいちいち気に掛けていたら、ポゴレリチを聴くことは難しいのでは、と・・・。かと言って、実は聴衆の様子が目に入ってない訳ではない、とも、思うのですが、これは、まあ、ファンだからこそ、そんなことまで感じ取ろうとするだけかな、という反省も・・・・(ぶつぶつぶつ)。

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January 06, 2005

安川加壽子氏によるポゴレリチ評

BBSのほうで安川加壽子先生の話題が出ましたので、私の手元にある資料から、第10回ショパン・コンクール当時の、安川先生によるポゴレリチ評をご紹介したいと思います。

ポゴレリチが落選した、1980年の第10回コンクールに、安川先生は日本人審査員として参加されました。コンクール直後のインタビューで、安川先生は、

「(ポゴレリチは)才能があることはよくわかるのですが、なぜショパンを弾かなければならないかということですね。本人もあまりショパンを好きではないということを言っているようですし、彼の先生もショパン・コンクールは受けないほうがいいということだったのを受けたのですから。彼の演奏について言えば、ffとppが強調され過ぎ、遅いところはより遅く弾くとか、バラードの2番の出だしなど実にゆっくりと弾いていたり、エチュードのOp.10-8はほとんどペダル無しで弾いていたりして、非常に変わった演奏でした。ショパンの作品はあまり演奏に余分な飾りが多すぎても向かないし、この人の場合、才能は非常にある人ですから、他の作品でもっとこの人の真価が発揮される人だと思いました。

とコメントされていました(CBSソニー『第10回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールの記録』より)。

なお、ここで触れられている『彼の先生』がケジュラッゼ女史のことなのかどうかははっきりわかりません。私は個人的には、これはモスクワ音楽院の教授のことを言っているのではないかと思います。同じ審査員の中に、セルゲイ・ドレンスキー教授がいましたし、ポゴレリチ本人も、『自分がモントリオールで優勝したことは音楽院で歓迎されたが、ワルシャワに行くことは望まれていなかったと思う』と述べていたことがあったからです。

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January 04, 2005

1月はスイス公演?2

困ったときのグラモフォン!ということで、ポゴレリチのスケジュールを尋ねるメールでも一丁、出してみようかと、ドイツ・グラモフォンのサイトを調べてみましたら、既に、ポゴレリチの1月の予定が出ていました。なるほど。昨日のポゴ板の話は本当なのだな(^^ゞ。

January 27 Recital, Stadt-Casino, Basel, Switzerland,
January 30 Recital, Tonhalle, Zürich, Switzerland

(↑うまく表示されない場合は、一度、searchのところをクリックして下さい)

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フィルハーモニアでの代演はトッコ

今年2月に予定されていた、ロンドンでの、プレトニョフとの共演がキャンセルになった話は以前書きましたが、フィルハーモニア管弦楽団のサイトを今朝何気なく覗いてみたら、ソリストがジェームズ・トッコと発表されていました。確か、ボリス・ベレゾフスキーになるという予定を一度聞いたことがあったのですが、どこかでまた変更されたのかもしれません。演奏曲目は変わっていません。ポゴレリチが弾くと言ったプロコフィエフの3番を、そのまま演るようです。

このジェームズ・トッコという人を私は知りませんでしたし、演奏を聴いたこともないのですが、前にポゴレリチのフェアファックス公演評を書いて下さった神沼遼太郎氏(ワシントン郊外在住)が、そのポゴレリチのリサイタルの少し前に、トッコの演奏会についてもレビューを書いていらっしゃいましたので、リンクを貼っておきます。

投稿レビュー 第17回 ジェームズ・トッコ

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January 03, 2005

1月はスイス公演?

あけましておめでとうございます。今年もよろしく御願い致します。

さっそく良いニュースです。ポゴレリチは、1月からすぐ活動を開始するようです。

Yahoo!のポゴ板に、きょうの昼、『ここには誰もいないのか、ポゴレリチの話題はないのか』と投稿があったので、私は今更だとは思いましたが、ザルツブルグ音楽祭の話とその関連のリンクを送信してみました。そうしたら、そのレスのかたちで、メンバーのひとりから、全然別のコンサートのことが投稿されたのです。それによると、

1月27日バーゼル公演
1月30日チューリヒ公演

ということで、1月中に少なくとも二回の公演を行う、というのでした。

ポゴレリチは以前、スイスに家を持っているという話で(一体、何カ国に家を持っているんだ!?)、彼の仕事のアシスタントをしていた女性もスイスの人でしたが、今もその家があるのかどうかは、私にはわかりません。が、スイスは彼にとってそういう意味で馴染みの場所であるようなので、演奏会についても、環境に関するストレスはあまりないのかもしれません。良い演奏が出来るといいですね~。

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