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October 2005

October 31, 2005

梅津時比古氏の評

毎日新聞本日付東京夕刊の、『記者が選ぶ今週はコレ!』の欄で、梅津時比古氏が、
まず17日の本欄でピアニストのポゴレリッチのコンサートをおすすめしたことをおわびしたい。記者が非常に高く買っているピアニストであることに違いはないが、今回(23日)のリサイタルはあまりにも音楽を分解しすぎていたと思う。良い演奏だと評価した聴衆がいればそれはそれでいいが、記者には正直に言って理解不能であった。』と書いていらっしゃいます。『音楽を分解しすぎていたと思う。』というのは、まことにその通りですし、この文章は、演奏会の状況や、総合的な印象を、できるだけ公平な観点から端的に表現なさったものだと思いました。

ちなみに、『17日の本欄』もネット上で見ることが出来ます。
『コンクール後の成長、成熟こそが重要であることを身をもって、強烈に見せつけているのが、23日にたまたまリサイタルが重なる二人のピアニスト、ポゴレリッチ(午後7時、東京・サントリーホール)と、アファナシェフ(午後2時、浜離宮朝日ホール)。二人ともコンクール後、この世の栄誉、名声とはまるでかかわりなく進んできた。方向は違うが、自らが商品化されることを拒否し、自らの内なる追求にしか興味を示さない。最近の充実度、深まりが特に素晴らしいポゴレリッチは、ベートーベンのソナタ第24、32番、スクリャービンのソナタ第2番「幻想ソナタ」ほか(問い合わせは03・5749・9960)。ますます自分の世界に入り込んでいるアファナシェフはシューベルトのソナタ第20番と三つの小品(問い合わせは03・3235・3777)。』

梅津時比古先生に、このように認めて頂いていた箇所は、ファンとして嬉しいには違いないのですが、しかし、来日前の時点では、近年、病気で演奏活動から遠ざかり、日本には6年も音沙汰ナシだったポゴレリチであったのに、『最近の充実度、深まりが特に素晴らしいポゴレリッチ』というのは、何を根拠に?99年の印象をもとにお書きになっていたということでしょうか??

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October 22, 2005

NHK出演

11月27日にNHK『芸術劇場』で、ポゴレリチが取り上げられるようです。

11月27日( 放送時間 22:00~24:15 )
【情報コーナー】●特集 「再びステージへ・・イーヴォ・ポゴレリチの新しい世界

『最愛の妻、そして父の死を乗り越えたポゴレリチの現在の心境と新しい音楽の世界をインタビューする』・・・。そんなこと、訊いてしまって、大丈夫なんでしょうか(^_^;)!?

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October 20, 2005

東京公演プログラム変更

サイトBBSでkasa様がお知らせ下さいました情報ですが(ありがとうございます<(_ _)>)、23日東京公演のプログラムが変更になり、梶本音楽事務所のサイトに詳細がUPされました。

イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル曲目変更のお知らせ

変更後の演奏予定曲目は、
ショパン : 夜想曲 ホ長調 op.62-2
ショパン : ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
スクリャービン : ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 op.30
ラフマニノフ : ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36

マレーシアのクアラルンプールでのリサイタルでも、上記の四曲を演奏したことが、ネットの新聞記事に出ていましたので、結局は、これが彼の、今シーズンのリサイタル・プログラム、ということなのではないか、と思います。

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October 19, 2005

北京音楽祭開幕

北京音楽祭に関する案内記事が出ていました。本日19日にマスタークラス、明日20日(ポゴレリチの誕生日!)にリサイタル、という予定ですので、まだポゴレリチの演奏会そのものの情報はありません。

Beijing Music Festival Includes China's First Ring and New Work by Ye Xiaogang

記事中では、Igo Pogorelichと、ポゴレリチの名前の綴りがヘンになっています。そういえば去年のこの時期、ロサンゼルスタイムズはずっと、Igor Pogorelichと書いていましたっけ。・・・いや待て、ロシア語では「g」と書いて「v」と発音する箇所があったような気も・・・・。と考えれば、Igoという表記は、ちゃんとした根拠のあるものなのか???。

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October 16, 2005

S席A席・終了

e+(イープラス)チケット、今、サイトを見に行きましたら全席「終了」と出ていました。

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S席A席再発売(残り僅か)

まりこ様の情報ですが、e+でポゴレリチ東京公演のチケットS席A席が、僅かですが今、再発売されています(お知らせ下さいましてありがとうございました<(_ _)>)。

e+(イープラス)チケット

ご購入をお考えの方は、多分最後のチャンスだと思いますので、どうぞ!

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October 15, 2005

台湾到着

Yahoo!奇摩新聞に、「沉潛10年 波哥雷利奇重返樂壇」というタイトルで、ポゴレリチ台湾到着時の台北での会見と思われる記事が掲載されています(残念ながら写真はありません)。

いつものように自動翻訳で日本語にしたので、これがもう、大笑いなのですが、『前は1匹濃密に毛を巻いて明るい角刈りに全てなって、「多くの人は私が出家したと思っている!」』。以前はもじゃもじゃ頭だったポゴレリチが、今はスキンヘッドなので、これは誰しも驚くところではありますが、しかし台湾では「出家した」とまで噂されていたというのでしょうか。マジで!?

出家していないが、彼は過去の控えめな方法を打ち破って、顔は笑顔に満ちあふれて、同じく悠然と語って、「過去10年私は多いを思って、私は生命が短いことを体得して、楽観的に生命を抱擁するようにしたらどうだ。」』・・・・よくはわかりませんが、ポゴレリチは今回、かなり快活であるようです。ケジュラッゼ女史が亡くなってからの約十年間、様々なことを考え、今では、人生が短いということを受け入れられるようになった・・・???

記事はこのあと、ポゴレリチ自身のショパン・コンクールでの落選の経緯に触れ、そうしたコンクールの欠陥を正す意味でも、2009年に第2回イーヴォ・ポゴレリチ国際ピアノコンクールをドイツで開催し、新たな人材を世に送り出したい、と彼は計画している、ということが書かれています。

そして最後にやっぱりポゴレリチの特異な外見の話に戻り、『全身のミカンの色の麻の着物は1枚の赤色の麻袋に行く資格があって、ぐらいはまるでチベットのラマ僧だ、』。

公演は15日と16日、國家交響楽団との共演でプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を演奏する、とのことです。

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October 13, 2005

マカオ公演

鋼琴鬼才—伊沃·波哥雷利奇接受中央台采訪(星島日報)
ポゴレリチは11日、マカオに到着し、現地のテレビ取材に応じたようです。何が書いてあるのか全然わからないので、自動翻訳にかけて、これから笑おうと思います(^_^;)。ヨコに映っている「助手」とかいう女性は、一体・・・?

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October 12, 2005

12月3日アテネ公演

グラモフォンのOn Tour欄を開いてみると、12月3日のアテネ公演はUPされていますが、アジア公演の予定は全然書かれていません。グラモフォンの情報は欧米限定なのか・・・。

そのアテネ公演は、Athens State Orchestraとの共演で、プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第3番』というプログラムになっていて、ポゴレリチは今、この曲に連続して取り組んでいる様子ですね。これを録音したいと考えている、という話も本当なのでしょう。しかし、録音ともなると、共演オケや指揮者の問題が大きいだろうと思います。これまで、録音で彼と一緒に仕事をしてくれた指揮者はクラウディオ・アバドだけですが、共演者の話は、目処がついているのでしょうか(^_^;)。

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October 09, 2005

クアラルンプールでのプログラム

ポゴレリチの、10月3日クアラルンプールでのリサイタル曲目は、予定されていたものとは異なり、大幅に変更されたようでした。実際に演奏されたのは、記事に見る限り以下の四曲でした。

ショパン:夜想曲ホ長調
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番

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マレーシア公演関連記事

クアラルンプールでの取材を元にした記事が複数、ネットに出ていました。

Passionate genius, erratic performer

クアラルンプールでのインタビューを中心に、いくつかポゴレリチの言葉が紹介されています。彼は今後のレコーディングについて今、非常に意欲を燃やしている様子です。近年、レコーディングを停止していた期間、彼なりに解釈や演奏技術に関する進歩や変革を経験し、それらを経た今、改めて録音活動に取り組む気持ちになった様子です。

今後2007年くらいまでの間にレコーディング活動を再開するつもりだとのことで、ベートーヴェンのソナタ熱情や、リストのメフィスト・ワルツ、ほかにエンリケ・グラナドスの作品など数点、録音を予定しているとのことです。これら以外にはベートーヴェンのソナタ17番・24番・27番も録音したいと考えており、また、プロコフィエフの協奏曲第3番も準備をしているところだそうです。

この中でも特に、リサイタル曲目にも今回入っていたベートヴェンの第24番嬰へ長調ソナタ「テレーゼ」は(結局、クアラルンプールでのリサイタルでは弾きませんでしたが)、ケジュラッゼ女史の死後、ポゴレリチが独力で取り組んだものだそうで、そこで実現できた事柄に彼はとても満足しているようです。

逆にプロコフィエフの協奏曲第3番は、彼が学生時代から手がけてきたもので、80年のモントリオールでは本選でこれを弾いて優勝していますが、今回、MPOとの共演でこの曲を弾くまでは、過去12年、全く演奏したことがなかったとのことでした。これも彼なりにひとつの到達点を見た曲だとのことです。

以下の記事については、のちほど。
Uneven delivery
Brilliant interpretation

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October 05, 2005

マレーシア公演2

10月3日、クアラルンプールで、ポゴレリチのリサイタルが行われたそうです。しかし、MPOの古澤様によりますと、プログラムはかなり変更されていたようですので、東京公演はどうなるのか、心配でもあり興味もあり(^_^;)。

私はファンですから、彼が何を弾くのでもいいと思っていますが、曲目を基準に演奏会を選ばれる方もいらっしゃるでしょうから、正式に変更されるなら、できれば早めに知りたいものですね。このあとの韓国・中国等での公演が注目されます。

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October 01, 2005

マレーシア公演

ポゴレリチのマレーシア公演が始まりました。このBlogからリンクさせて頂いております『MPO日記』に詳細が掲載されていますので、どうぞご覧下さいませ。コントラバス奏者の古澤直久様ご自身が綴っていらっしゃる日記ですので、プロフェッショナルな共演者からご覧になったポゴレリチの様子が、とてもよくわかり、貴重な記録となっています。

古澤様に伺ったところ、ポゴレリチは現地時間の28日夕方、クアラルンプールに到着し、ホテルにピアノを搬入したそうです。30日午前、本番前最後のリハーサルが行われ、そのあと、古澤様と指揮者の秋山和慶氏がランチをとっていらっしゃるところへ、ポゴレリチも来店し同席したそうですが、『あのエネルギッシュな演奏とはまったく違う、超紳士的なお姿にものすごいギャップを感じてしまいました。(笑)』とのことでした。

ポゴレリチは体調がもうひとつのようですが、『ベストを尽くす』という本人の言葉通り、意欲的に演奏に取り組んでいるようで、また、素晴らしい共演者に恵まれ、熱い演奏会になったらしいことが、MPO日記の記述から伺われました。

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