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December 27, 2005

続・1999年4月12日BBCのインタビュー

ポゴレリチ:私は本選に進むことが許されませんでしたが、それは服装などとは全く関係のないことです。当時のソビエト連邦の文化省の決定です。国際コンクールに関しては、悪名高い部署でした。独自の予算を持っていて、国際的なコンクールに参加するソ連のピアニストと一緒に、仕事をしたりツアーに出たりする人員も、特定の人たちでした。当時のソ連では、ステージで賞賛を受けるためには重要なことというのがあって、それが事前の決定に大いに関係していました。コンクールが行われる、だいたい一年前には、誰が優勝者になるか、皆、わかっていた、ということですよ。当時私はモスクワの学生でしたから。

BBC:落選の御陰で、貴方が有名になったのは、皮肉でしたね。

ポゴレリチ;そうですね。私が一夜にして世界的な存在になったという、それが、結果でした。しかし、その名声とともに、実にたくさんのことが同時に起こって、それらは、多かれ少なかれ、私にはまるでひとつのバロメーターのように感じられました。様々な国々における、文化的な面での、現実の理解力のレベルを示す、バロメーターのような、ね。私の演奏について、*******あなた方の国の名誉には*************(聴取不十分)

BBC:つまり貴方は、自分が注目を集めたがっていたという考え方は、全く否定するという・・・

ポゴレリチ:私には全然関係のないことです。申し訳ないが、私の****(聴取不十分)****が、その対象を決定するのだということを申し上げておかねばなりませんし、 今なお私は、音楽について書いている人たちに、私がディプロマを受けた音楽家であり、この仕事をするに相応しい資格を持った人間であることを思い出して貰わなくてはならないと思っています。

BBC:貴方は、オーケストラとの共演より、ソロで弾くほうが好きですか?

ポゴレリチ:オーケストラとの共演は好きですが、時間の使い方とか指揮者の選択とか、また、ある種の国々では保護されすぎると私が感じている労働者の権利の問題とか、それはそれはたくさんの問題があります。だから、リハーサルのための時間がどのくらい確保されて、特定のオーケストラとどのくらい良い準備が出来るかというと、疑問である場合もあるのです。

(ショパン『スケルツォ第3番』が流れる)

BBC:なぜこれを選びましたか。

ポゴレリチ:この音楽の含有しているもののために。それ以外の理由はありません。

BBC:これを個性的で非凡なやり方で解釈していますか。

ポゴレリチ:いいえ。私は、音楽を描き出すのに最も良い方法は、ひたすらにそれを聴き、ある種の帰結に至る、ということだと思っています。

BBC:ありがとうございました。

********************

とりあえず、以上です。このあと、手直しが可能な箇所は、また改めて加筆させて頂くつもりです。

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